勝率だけでは株の戦略を評価できないのはなぜ?
「10回中8回勝った」と聞くと、かなり良い方法に見えます。
でも、株では勝った回数だけでは、本当にお金が増えたかは分かりません。
30秒で結論
勝率とは、「何回売買して、そのうち何回勝ったか」を表す数字です。
たとえば10回売買して6回利益が出れば、勝率は60%です。
ただし、6回で少しずつ勝っても、残り4回で大きく負ければ、合計はマイナスになることがあります。
だからこの実験室では、勝率だけでなく、何回売買したか、全部を平均すると1回あたりどれくらい増減したか、手数料などの費用を入れているか、何日間試したかも一緒に見ます。
まずは「勝率が高い=もうかる」とは限らない、と覚えておけば十分です。
勝率を身近な例で考える
10回のゲームをしたとします。
9回は100円ずつ勝ちました。ここまでの利益は900円です。
ところが最後の1回で2,000円負けました。
9勝1敗なので、勝率は90%です。でも合計は1,100円のマイナスです。
反対に、勝つ回数が少なくても、勝ったときの金額が大きく、負けたときの金額を小さくできれば、合計がプラスになる場合があります。
つまり勝率は大切ですが、「成績表の1項目」です。
実際のAI株システムではどうだった?
この実験室では、過去の確定した株価データを使って、決めた売買ルールならどうなっていたかを振り返って記録しています。実際のお金で売買した結果ではありません。
2026年8月27日は、3回の売買候補が見つかり、1勝2敗でした。勝率は33.33%、1回あたりの損益率を平均すると-0.4652%でした。
翌8月28日は、2回の売買候補が見つかり、0勝2敗でした。勝率は0%、平均は-0.6204%でした。
どちらも良い結果ではありません。
ただし、合計5回だけで「この方法はダメ」と決めるのも早すぎます。
このため、今は売買ルールを途中で変えず、20営業日分を記録する方針です。
「シグナル」って何?
このサイトでは「シグナル」という言葉が出てきます。
シグナルとは、AIが「この株は上がる」と予言したものではありません。
「あらかじめ決めておいた条件がそろった」という合図です。
たとえば「価格がある基準を上回った」「売買の活発さが条件を満たした」など、決めた条件がそろった回数を数えています。
分からない言葉は初心者用語集で確認できます。
なぜ負けた日にすぐルールを変えないの?
8月28日は0勝2敗でした。
ここだけを見ると、「条件を変えた方がいいのでは?」と思います。
でも毎日、結果を見てルールを変えると、昨日と今日で別の方法を試すことになります。
それでは20日後に、同じ方法を20日間試した結果として比べにくくなります。
そのため、データやシステムに異常がない限り、今の20営業日の確認中は条件を固定します。
新しい条件を試したくなった場合は、今の記録を書き換えず、別の実験として比べます。
初心者は何を見ればいい?
- 何回、売買候補が出た?
- 何勝何敗だった?
- 1回あたりの損益を平均するとどうだった?
- 手数料などの費用も考えている?
- 何日・何回くらい試した?
この5つを一緒に見ると、「勝率80%だからすごい」「勝率0%だから失敗」と、1つの数字だけで決めにくくなります。
まとめ
勝率は「何回中、何回勝ったか」です。
でも、勝った金額と負けた金額までは教えてくれません。
「勝率が高い=必ずもうかる、ではない」
この実験室でも、勝率だけでなく、売買回数、平均した損益、費用、期間を一緒に記録していきます。
※この記事は個人的なAI株システムの開発・検証記録です。掲載した数字は過去データを使った振り返り検証の結果で、実際のお金を使った売買成績ではありません。特定銘柄の推奨、投資助言、将来の利益保証を目的としません。