株のシグナルとは?「上がる予想」と「条件成立」は何が違う?
「シグナルが出たなら、AIが上がると予想したの?」
この言葉は私も誤解しました。
現在のAI株システムでいうシグナルは、未来の予想ではなく、あらかじめ固定した条件がすべて成立したという記録です。
30秒で結論
シグナル=買い候補の条件成立です。
利益の保証でも、注文の約定でもありません。
現行システムでは、
- 直前3本の安値切り上げ
- 現在足の高値による直前3本高値の上抜け
- 現在足の終値が、5分足から算出する当日累積VWAP相当値より上
- 現在足の出来高が直前5本平均の1.5倍以上
という4条件を確認します。
4つがそろった5分足をシグナルとして記録し、その後の結果を検証します。
「予想」と「条件成立」は違う
天気予報は「明日雨が降る確率」を予測します。
一方、玄関のセンサーは「ドアが開いた」「人が通った」といった状態を検知します。
今のAI株システムは後者に近い仕組みです。
AIが明日の上昇確率を出しているわけではなく、人間が決めたルールをコード化し、5分足データを順番に確認しています。
4条件がそろうまでシグナルにしない
3つだけ良さそうでも、4つ目が欠ければシグナルにはしません。
途中の結果を見て「今日は3つでいい」と変えることもしません。
比較できる検証にするため、条件を固定して繰り返します。
実際の初日では3シグナル、1勝2敗
3銘柄、各64本、合計192本がそろったDaily Replay初日では、シグナルは3回でした。
結果は1勝2敗、平均損益約-0.4652%です。
シグナルが3回出ても、3回とも勝つわけではありませんでした。
これが「条件成立」と「上昇予測」を分けて考える一番分かりやすい実例です。
0件にも2種類ある
必要な64本がそろい、4条件に合う場面がなければ正常な0件です。
一方、必要なデータが欠けて判定できなければ測定不能です。
見た目はどちらも「シグナル0件」でも、検証上の意味はまったく違います。
シグナルの次に「エントリー」がある
シグナルが成立した瞬間に、その足の終値で買えたことにはしません。
条件が確定した後、次の5分足の始値を仮想エントリー価格として使います。
この違いは次の記事で詳しく説明します。
初心者が覚えるポイント
- シグナルは予言ではなく条件成立
- シグナルが出ても勝ちは保証されない
- シグナルとエントリーは別
- 0件を見る前にデータ完全性を確認する
まとめ
今のAI株システムは株価を予想するAIではなく、固定条件を反復確認する検証システムです。
シグナルは「条件がそろった」という記録であって、未来の利益を保証するサインではありません。
次に読む記事
次は、シグナル成立後にどの価格で取引を始めたことにするのかを、エントリーとは?なぜシグナルが出た5分足の終値で買ったことにしないのかで説明します。
分からない言葉は初心者用語集で確認できます。
※特定銘柄の売買推奨、投資助言、利益保証を目的とした記事ではありません。記載結果は実売買ではなくDaily Replayです。