VWAPとは?株初心者がAI株システムを作って初めて理解した使い方
「VWAPって、チャートに出てくる線の名前?」
AI株システムを作り始めたころ、私にはその程度の理解しかありませんでした。
でも実際に売買条件へ入れてみると、VWAPは単なる線ではなく、「出来高を考慮した平均的な価格水準」を考えるための基準だと分かりました。
30秒で結論
VWAPは、取引量を重みとして計算する平均価格です。日本語では「売買高加重平均価格」と呼ばれます。
ただし、私のAI株システムは市場の個々の約定データを使っていません。
各5分足の(高値+安値+終値)÷3というTypical Priceと出来高から累積した「VWAP相当値」を使っています。
そのため、一般的な市場VWAPと完全に同じ値ではありません。
現在は、5分足の終値がこのVWAP相当値より上にあるかを、4条件のうちの1つとして確認しています。
VWAPは「たくさん取引された価格」を重く見る平均
普通の平均は、それぞれの価格を同じ重さで扱います。
VWAPは、出来高が多い価格ほど平均への影響を大きくします。
そのため、単純な価格平均とは違い、売買量を含めた価格水準を見る指標として使われます。
一般的なVWAPと、このシステムのVWAP相当値は違う
一般的なVWAPは、市場で成立した個々の約定価格と売買高から計算されます。
一方、現在のAI株システムでは5分足データを使うため、各5分足のTypical Priceと出来高から累積計算しています。
つまり、役割は似ていますが、市場全約定から計算する厳密なVWAPを再現しているわけではありません。
この記事では、一般的な市場指標は「VWAP」、このシステムで5分足から計算する値は「VWAP相当値」と書き分けます。
現在のAI株システムではどう使っている?
現在のDaily Replayでは、09:05から始まる固定64本の5分足を使っています。
そのため、このVWAP相当値も09:05以降の5分足から累積しています。市場開始9:00から全約定を集計した厳密なVWAPではありません。
たとえば、VWAP相当値が1,000円、現在の5分足の終値が1,010円なら、この条件は成立します。
反対に終値が990円なら、この条件は成立しません。
ここで見ているのは、「現在の終値が、このシステムで5分足の価格と出来高から算出した平均的な価格水準より上か下か」です。
5分足の四本値は、ローソク足の始値・高値・安値・終値とは?で詳しく説明しています。
VWAP相当値より上なら買えばいい、ではない
ここは一番誤解しやすいところです。
現在のAI株システムでも、終値がVWAP相当値より上という条件だけではシグナルを出しません。
値動きの形、高値突破、VWAP相当値、出来高の4条件を組み合わせています。
終値がVWAP相当値より上でも、その後に下がることはあります。
「VWAP相当値より上=上がる」「VWAP相当値より上=買い」ではありません。
「その時点までの累積」で計算する
朝の時点では、その日の午後のデータはまだ存在しません。
そこで、その時点までに確定した5分足だけを使ってVWAP相当値を更新します。
あとから1日分すべてのデータを見て、完成済みの値を朝の判断に使うと、未来情報を混ぜることになります。
初日1勝2敗だけでは有効性は判断できない
初日の3銘柄検証は3シグナル、1勝2敗、平均損益約-0.4652%でした。
ただし、これは1日・3シグナルだけの小さなサンプルです。
この結果だけで「VWAPは有効」「VWAPは無効」と結論づけることはできません。
分かったのは、4条件がそろっても常に利益になるわけではないケースが実際にあった、ということまでです。
初心者がまず確認する3つ
- 現在の価格はVWAPより上か下か
- VWAPだけで判断していないか
- そのVWAPはどのデータから、どの時間までで計算されたものか
まとめ
一般的なVWAPは、出来高を重みとして計算する平均価格です。
現在のAI株システムでは、5分足のTypical Priceと出来高から09:05以降を累積したVWAP相当値を使っています。
そしてVWAP相当値の条件は4条件のうちの1つであり、単独の買い条件ではありません。
次に読む記事
次は、VWAP相当値を含む4条件がそろったときに何を「シグナル」と呼ぶのかを、株のシグナルとは?「上がる予想」と「条件成立」は何が違う?で説明します。
分からない言葉は初心者用語集で確認できます。
※この記事はAIを活用した株システム開発・検証の個人的な記録です。特定銘柄の売買推奨、投資助言、将来の利益保証を目的としたものではありません。掲載結果は実売買ではなくDaily Replayです。