出来高とは?なぜAI株システムで「増えているか」を条件に入れたのか
「株価が上がっているなら、値段だけ見ればいいのでは?」
私も最初はそう考えていました。ところがAI株システムの条件をコードで確認すると、同じ値上がりでも、どれくらい売買が成立していたかによって見え方が変わると分かりました。
30秒で結論
出来高は、一定時間に売買が成立した株数です。
現在のAI株システムでは、現在の5分足の出来高が、直前5本の平均出来高の1.5倍以上かを条件の1つとして確認しています。
ただし、出来高が増えただけではシグナルにしません。安値切り上げ、高値突破、終値が当システムで5分足から算出するVWAP相当値より上、という他の条件も必要です。
出来高は「上がる保証」ではなく、値動きにどれくらい売買の活発さが伴ったかを見る材料です。
出来高は「方向」ではなく「活発さ」
出来高が多いから株価が上がる、少ないから下がる、と単純には言えません。
買いたい人と売りたい人の取引が成立して初めて出来高になります。
つまり、出来高が示すのは「上向き・下向き」そのものより、どれくらい取引が活発だったかです。
直前5本平均の1.5倍ってどういう意味?
この実験では、現在の5分足の出来高を、その直前5本の平均と比べます。
たとえば直前5本の平均が10万株なら、現在足が15万株以上で出来高条件を満たします。
この「1.5倍」は一般的な正解ではなく、現在の実験で固定して比較している条件です。途中の結果を見て都合よく変えません。
出来高1.5倍でも、いつでもシグナルになるわけではない
現行実験ではシグナル判定の時間も固定しています。
- シグナル判定開始:09:30
- 前場の締切:10:25
- 後場の締切:14:20
そのため、出来高が1.5倍以上でも、時間外だったり他の条件が欠けたりすればシグナルにはなりません。
4条件の中で出来高はどんな役割?
現在のシステムは、値動きの形、高値突破、VWAP相当値、出来高を組み合わせて判定しています。
出来高はその中の1条件です。出来高だけで買い候補を決めるわけではありません。
4条件がそろった瞬間をどう扱うかは、株のシグナルとは?「上がる予想」と「条件成立」は何が違う?で詳しく説明します。
実際の初日でも「出来高条件=勝ち」ではなかった
3銘柄、各64本、合計192本がそろったDaily Replay初日では、シグナルは3回でした。
結果は1勝2敗、平均損益は約-0.4652%です。
4条件の中に出来高増加を入れていても、勝ちが保証されるわけではありません。
これは実売買ではなく、市場終了後の確定データを使ったDaily Replayの結果です。
正常な0件と測定不能の0件は違う
必要な64本がそろい、条件に合う場面がなければ「正常な0件」です。
一方、必要なデータが欠けて判定できなければ「条件に合わなかった」とは言わず、測定不能として扱います。
初心者がまず見るポイント
- 出来高は売買の活発さを示す
- 多ければ必ず上がるわけではない
- 何本の平均と比べているか確認する
- 1.5倍はこの実験の固定条件であって万能値ではない
まとめ
出来高は「どれだけ売買が成立したか」を表します。
現在のAI株システムでは、直前5本平均の1.5倍以上を条件の1つにしていますが、それだけで買い候補にはしません。
次に読む記事
次は、このシステムのVWAP相当値の元になる一般的なVWAPの意味を、VWAPとは?株初心者がAI株システムを作って初めて理解した使い方で確認すると理解がつながります。
その次に、4条件を束ねるシグナルの解説があります。
分からない言葉は初心者用語集で確認できます。
※この記事はAI株システム開発・検証の個人的な記録です。特定銘柄の売買推奨、投資助言、利益保証を目的としません。記載結果は実売買ではなくDaily Replayです。